このような悩みの方へ

傷痕(ケガ、火傷、手術痕)

外傷、手術は、皮膚変色だけでなく、微細なものも含め、凹凸を伴います。現在凹凸に対応する化粧資材はまだ開発されていませんので、メイクアップは色の効果を使ってカムフラージュする方法をとります。これは色的にはどんなに自然にメイクしたとしても、上からや横から光が当たると陰が出ますので完全にはカモフラージュできません。それでも、色をカバーして目立たなくすることは出来ます。メイクしている時間の長さによって使用できるファンデーションは変わり、カバーする度合いによっても変わってきます。


熱傷を受けたときは、幹部を出来るだけ早く水で冷やすことが推奨されていますが、それでも熱傷2度以上では皮膚に瘢痕が残る可能性があります。 瘢痕は皮膚の凹凸を伴うことがあり、ファンデーションを使用するメイクアップで完全にカモフラージュすることは難しいが、変色の箇所はカモフラージュできます。また、植皮手術などによる皮膚色の違いもカモフラージュできます。

熱傷後ケロイド状になった場合は、ファンデーションがつきにくいのでファンデーションをのせる方法を工夫します。指でつけることが困難な場合は筆を使用し、変色部位の端から付けていきます。


*手術痕のメイク(ファンデーションを塗るとき)注意点
 ・手術痕の場合、皮膚を縫い合わせたあとが一本の線になっていることが多い。 この線の幅を広げないように手を動かすことが大事である。
 ・指を使う場合は指の動きは柔らかくし、決して硬く強くしない。
 ・ 他の症状の時は許される皮膚にスポンジでこすり付けることも、手術痕の場合はしない。

*お願い(手術痕・傷跡のメイクについて)
より効果的な手術痕、傷痕のメイクをご一緒に研究し、作りあげるため、このようなメイクをした事のあるご本人や技術者の方で、少しでも効果的と思われる方法、効果的資材をご存知の方はこちらへお知らせいただきますようお願いいたします。

*お願い(熱傷後のメイクについて)
現在日本で知られている熱傷後のメイク法をより完全に近づけるため、研究を重ねています。熱傷後のカモフラージュに効果のある化粧資材、化粧法を工夫していらっしゃるご本人、メイクアップを担当した事のある技術者の方、お知らせいただけませんか。また、ご一緒に研究しませんか。
お問合せはこちらへお知らせいただきますようお願いいたします。